ショートステイとは?費用や期間、選び方などについて解説!

ショートステイとはどんなサービスなのか、費用の目安や選び方のポイント、利用する際の注意や申し込みの流れなどを紹介します

2021年12月16日

ショートステイとは
どんなサービスなの?


ショートステイとは、施設に短期間宿泊し、介護や生活支援を受けられるサービスのことをいいます。介護する方が冠婚葬祭や体調を崩すなどして在宅介護ができないときに短期間利用することができます。

提供施設は大きく分けて3種類あります


ショートステイを提供している施設は、大きく分けると次の3つがあります。

① 短期入所生活介護を提供している施設
② 短期入所療養介護を提供している施設
③ 介護保険適用外のショートステイ施設

短期入所生活介護と短期入所療養介護


短期入所生活介護と短期入所療養介護を提供している施設を利用する場合は、介護保険が適用されます。

① 短期入所生活介護
短期入所生活介護は、食事や入浴など日常生活上の支援、機能訓練、レクリエーションやリハビリなどを受けられるサービスです。

―短期入所生活介護サービスを提供している主な施設―
・特別養護老人ホーム
・一部の有料老人ホーム 
・ショートステイ専門の施設 など

② 短期入所療養介護
短期入所療養介護は、医療型ショートステイとも呼ばれ、日常生活上の支援はもちろん、医師や看護師による医療ケア、理学療法士や作業療法士などの専門スタッフによるリハビリなどが受けられるサービスです。

―サービスを提供している主な施設―
・介護老人保健施設
・介護療養型医療施設
・病院 など

介護保険制度を利用できるショートステイと介護保険適用外のショートステイ


【介護保険適用外のショートステイ】
介護保険が適用されるショートステイと違い、要介護認定を受けていない高齢者でも利用することができます。日常生活上の支援や機能訓練、レクリエーションなど、施設によって様々なサービスが提供されます。

―サービスを提供している主な施設―
・有料老人ホーム

ショートステイの利用ができる期間


ショートステイは1日単位で利用可能で、連続して利用する場合は最長30日までと決められています。また、介護認定期間(要介護認定の有効期間)の半数までしか利用できず、例えば介護認定期間が180日の場合は90日までの利用が可能です。

ショートステイを利用するための条件


介護保険適用のショートステイを利用できるのは、要介護認定を受けている方に限られます。担当のケアマネジャーにケアプランを作成してもらう必要があります。介護保険適用外のショートステイの場合は、自立(非該当と認定)の方でも利用できることが多く、ケアプランを作成する必要はありません。

―ケアプランについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください―
▶ 「ケアプランとは?介護に必要な計画書の作成方法と注意点について解説」

ショートステイを利用したい場面

1日単位で利用できるショートステイは、下記のような様々な場合に利用することができます。

●介護者が冠婚葬祭や旅行などで出かけるとき
●介護者が仕事や出張で家を空けるとき
●介護者が体調を崩したとき
●介護者がリフレッシュしたいとき
●特養などの施設へ入所するまでの待機期間
●将来施設へ入ることを考えて体験入居したいとき など

ショートステイを利用するメリット


ショートステイには次のようなメリットがあります。

【メリット1】介護者の負担軽減につながる
在宅介護は、身体的にも精神的にも負担が大きく、無理をして介護者が体調を崩してしまうこともあります。ショートステイを利用することで、介護者は少しの間介護から離れて自分のためだけの時間をつくることができます。このような息抜きが介護の負担軽減につながります。

【メリット2】施設入居体験ができる
ショートステイを利用することで、将来的に施設への入居を考えている場合は、施設での過ごし方や雰囲気を実際に体験することができます。このように施設入居体験することで今後の施設選びの参考にすることができます。

【メリット3】利用者の気分転換にもつながる
ショートステイを利用し、レクリエーションでコミュニケーションをとる、自宅では難しいリハビリが受けるなどすることによって利用者の気分転換にもつながれることもできます。

ショートステイを利用するデメリット


ショートステイにはデメリットもあります。

【デメリット1】予約が取りづらい
ショートステイは1日単位で気軽に利用できるため利用希望者も多いです。特に連休などは予約が取りにくくなります。利用したい日が決まっている場合は、早めにケアマネジャーに相談するようにしましょう。急用でショートステイの利用が必要になったときのために、施設の候補をいくつか挙げておくとよいでしょう。

【デメリット2】一時利用のため環境に馴染みにくい
ショートステイは短期的な利用のため、いつもと違う環境にうまく馴染めず、ストレスを感じてしまうことがあります。環境の変化が苦手な認知症の方の場合は、ショートステイに対して抵抗を感じるかもしれません。

ショートステイと
デイサービスは何が違うの?


ショートステイとデイサービスは、食事や入浴など、受けられるサービス内容はよく似ています。ショートステイは、短期的に宿泊ができるサービス。デイサービスは日中にしか利用できない日帰りのサービスで早朝や夜間の対応も行っていないという大きな違いがあります。

ショートステイの費用の
目安はどのくらい?


ショートステイの費用は、施設の種類や立地、居室タイプ、要介護度などにより異なりますが、1泊2日の利用ですと4,000円〜10,000円程度が目安となります。具体的には、下記のような料金が発生します。

基本料金(介護サービス費)のうち自己負担となる料金

基本料金(介護サービス費)には介護保険が適用されます。自己負担額は費用の原則1割(所得に応じて2〜3割)となります。自己負担額は、要介護度や滞在日数、施設の種類、部屋の種類などによって異なります。

サービスによって加算される料金

施設によって基本料金にプラスして、管理体制の強化や専門的なサービスを提供している場合には、サービスによって加算料金が請求されます。

食費や滞在費などの自己負担料金

食費や滞在費、日用品の購入などにかかる費用には介護保険が適用されないため、全額自己負担となります。

ショートステイを
利用する際のポイント


ショートステイを利用する際には、どのようなサービスにどれくらいの料金がかかるのかを把握し、食費や滞在費など保険適用外となる料金(自己負担料金)を考えておきましょう。好立地な施設や広い居室は滞在費が高額になりやすく、食事に力を入れている施設は食費が高くなります。また、施設が用意している日用品の利用には料金が発生することが多いです。こだわりたいことや優先すべきことを整理し、負担を減らせそうなところを考えてみましょう。

ショートステイとともに
利用できるサービス(条件あり)

特定入所者介護サービス

特定入所者介護サービスは、所得の低い方を対象として負担を軽減するための制度です。通常では介護保険施設等の居住費(滞在費)と食費については、介護保険の対象外となっていますが、申請により限度額までの負担に軽減されます。

高額介護サービス

高額介護サービス費の利用によって、介護サービス利用時の自己負担額が一定上限額を超えた場合に払い戻しされます。所得に応じて、自己負担上限額が設定されています。

低所得者に対する利用者負担軽減制度

低所得で生計が困難な人の負担を減らすための制度として、利用者負担軽減制度があります。社会福祉法人などが提供するサービスを利用していて、要件を全て満たしている場合、介護サービス費(原則1割負担分)や食費、滞在費といった利用者負担額が4分の1(老齢福祉年金受給者は2分の1)に軽減されます。

ショートステイ施設を
選ぶ際のポイントって?


ショートステイ施設を選ぶ際にはどのようなポイントに気をつけるべきなのか見ていきましょう。

【ポイント1】医療ケアが必要かどうかでショートステイの種類を決めておく


医療ケアが必要であるかどうかは、施設選びにおいて重要なポイントとなります。利用者の状態が安定していて、日常生活上の介護が受けられれば問題ないという場合は短期入所生活介護を、医師や看護師による医療行為が必要な場合は短期入所療養介護を選ぶとよいでしょう。

【ポイント2】併設型と単独型のどちらを使うのかを決めておく


短期入所生活介護は、併設型と単独型の2つに分けられます。
●併設型・・・特別養護老人ホームなどに併設されている施設
●単独型・・・ショートステイ専門の施設

どちらもサービス内容に大きな違いはありませんが、ベッド数や部屋の形態、個人負担額などが異なるため、どちらがよいかあらかじめ検討しておきましょう。

【ポイント3】入所者やスタッフ、施設・設備の様子を確認しておく


入所者やスタッフ、施設・設備の様子を確認しておくこともポイントのひとつです。

■他の入所者の様子
・どれくらいの介護度の入所者が多いか
・穏やかな表情、安心した様子など
・入所者同士のコミュニケーションの様子

■スタッフの様子
・人柄や言葉遣いに問題はないか
・スタッフ同士の連携がうまくいっているか

■施設・設備
・施設内は清潔に保たれているか
・必要な設備がきちんと揃っているか

【ポイント4】食事介助やレクリエーションなどはどのように行われているのかを確認しておく


食事の際、利用者のペースに合わせた介助ができているか、どのような内容の食事が提供されているかなどを確認しておきましょう。レクリエーションの頻度や内容も施設によって異なりますので、事前に確認しておくとよいでしょう。

【ポイント5】施設の情報を調べる、実際に足を運び見学するなどしておく


パンフレットやウェブサイトを活用して、施設の情報を調べておきましょう。実際に施設へ見学に行き、見て確かめることも大切です。不明な点や不安に感じていることがあれば、施設にきちんと確認しましょう。

ショートステイを利用する際の
注意点には何がある?


ショートステイを利用する際は、以下に注意しましょう。

ショートステイの利用日数には上限がある


ショートステイの利用は、介護認定期間(要介護認定の有効期間)の半数を超えない日数で連続30日までと決められています。要介護度や現在利用している他の介護保険サービスによって、利用できる日数が限られてしまうので注意しましょう。

自分の持ち物には名前を書いておく


持ち物には、全て名前を書いておくという決まりがある施設もあります。持ち物ひとつひとつに名前を記入する作業は、少々時間のかかる作業です。急にショートステイを利用することになったときのために、必要となる物には前もって名前を書いておきましょう。

突然利用できなくなってしまうことがある


予約していても、発熱や感染症、急な体調不良などによって、ショートステイが利用できなくなることがあります。滞在中であっても、こうした理由で利用できなくなる場合もあります。精神的に不安定である、何らかのトラブルが起きたなどのときも受け入れを断られることがありますので注意しましょう。

ショートステイの申込みから
利用開始までの流れは?


【介護保険を利用する場合】
―1. ケアマネジャーに相談する―
ケアマネジャーに利用目的や滞在日数などを伝えて、希望に沿う施設を探してもらいます。

―ケアマネジャーについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください―
▶ 「ケアマネジャー(介護支援専門員)とは?選び方と付き合い方について」

―2. 施設を見学する―
実際に施設を見学し、サービス内容や設備などを確認します。

―3. 利用申し込み―
ケアプランを作成してもらい、ケアマネジャーから希望する施設に申し込んでもらいます。

―ケアプランについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください―
▶ 「ケアプランとは?介護に必要な計画書の作成方法と注意点について解説」

―4. 面談―
本人の状態や家族の状況について、施設担当者と面談を行います。

―5. 契約―
面談の結果、利用可能となれば契約をし、希望日から利用開始となります。


【介護保険適用外の場合】
ケアプランを作成する必要はありませんので、直接施設へ問い合わせましょう。

ショートステイを利用する際の
1日の過ごし方って?


<ショートステイ先での過ごし方の例>
【6:00頃】 起床
【7:30頃】 朝食
【9:00 頃】 リハビリ・入浴 など
【12:00頃】 昼食
【13:30頃】 レクリエーション など
【15:00頃】おやつ
【16:30頃】 体操 など
【18:00頃】 夕食
【21:00頃】 就寝

まとめ


ショートステイは、短期的に利用ができるため、介護者の急用や体調不良のときだけでなく、介護から少し離れてリフレッシュするためにも役立つサービスです。将来的に施設に入居するつもりであれば、少しずつ施設での生活に慣れておくことも大切です。今回の内容を参考に、ショートステイの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事の制作者 

フランスベッド メディカル営業推進部

当部は福祉用具業界動向や情報収集をはじめ、当社が福祉用具貸与業者として、在宅で生活される皆様に対して、福祉用具や住宅改修を通してより安心かつ安全に、日常生活を送っていただけるよう、現場の営業所や開発・生産部門と連携して独創的な商品やサービスを企画提案しております。
当社は1983年に日本で初めて療養ベッドのレンタルサービスをスタートさせて以来、環境に配慮し、皆様へやさしさのある暮らしを追求してまいりました。
その一環として、このホームページ内でも「介護する方、介護される方に役立つ」情報をお届けしてまいりたいと思っております。

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