ケアプラン(介護サービス利用計画)とは?
誰が作る?種類や作成の流れを解説
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介護保険サービスを利用するにあたって欠かせないケアプラン。ケアプランにはどのような種類があるのか、ケアプランの作成方法や流れ、記載すべき内容、注意すべきポイントについてわかりやすく解説します。
2026年4月4日
ケアプランとは?
ケアプランとは、介護を必要とする方とご家族の状況や必要に応じて、具体的な支援方法や利用するサービスなどを決める介護の計画書のことをいいます。要介護・要支援認定を受けた方は、介護保険を使い、介護サービスを受けることができます。介護サービスを利用するときには、どのような内容のサービスをいつからどのくらいの頻度で利用するか、などをまとめたケアプランを作成することが必要です。利用者本人が自立した生活を送るための目標を立て、目標達成に向けてサービスの種類や利用頻度などを考えていきます。このようにして作成されたケアプランに沿って、サービスが提供されます。
要介護と要支援のケアプランを区別するために、要介護の場合はケアプラン、要支援の場合は介護予防ケアプランと呼ばれています。
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ケアプランの種類について
ケアプランは、要介護と認定された方を対象とした、
居宅サービス計画書・施設サービス計画書、要支援と認定された方を対象とした介護予防サービス計画書の3種類に分けられます。
【ケアプラン1:居宅サービス計画書】
居宅サービス計画書は、訪問サービスや通所サービス(デイサービス)、短期入所サービス、介護用品・福祉用具のレンタルなど、自宅で暮らしながらサービスを受けるために作成されるケアプランのことで要介護1〜5と認定された方が対象になります。
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ケアプランの作成方法
では、ケアプランはどのように作成するのでしょうか。
一般的にケアプランは、介護保険制度に基づきケアプランを作成する専門職のケアマネジャー(介護支援専門員)が作成します。利用者の心身状態や生活環境を総合的に判断するために、具体的に生活をどのように支えていくのか、困りごとの情報収集、目標設定、必要なサービスの選定などをケアプランに落とし込みます。
居宅サービス、施設サービス、介護予防サービスとは対象者と利用できるサービス内容が異なるので注意してください。いずれのケアプランも介護保険が適用されるため、利用者が費用を負担することなくケアプランを作成できます。
ケアプラン作成の流れを解説
1.ケアマネジャーを探す
まずは、ケアマネジャーを探します。
ケアマネジャーを探すときは、住んでいる自治体の窓口や地域包括支援センターに相談するのが一般的です。ケアマネジャーが常駐する居宅支援事業所などを訪問し探すこともできます。居宅介護支援事業所は、地域包括支援センターでもらうリストや厚生労働省のホームページから探すこともできます。
2.ケアマネジャーとの面談(インテーク)
次に、ケアマネジャーとの最初の面談、インテークを行います。インテークは、利用者本人またはご家族と対面または電話で行います。ケアマネジャーは自宅を訪問し、基本情報の確認、相談内容、どういった支援が必要でどのような状態を目指しているのかなどを聞き取ります。
3.利用者の状態把握(アセスメント)
利用者の状態を把握することをアセスメントといいます。
生活する上で、できる部分とできない部分の把握、本人の思いや家族の思い、疾患等の情報を収集、分析します。ケアマネジャーは、利用者本人の心身の状態や生活環境、これまでの生活歴、今後の希望などをこまかく把握します。ケアプランを作成するための土台となる重要な工程です。
4.ケアプランの原案を合意
アセスメントをもとにケアマネジャーは、サービスの種類や頻度、利用料金などを記載したケアプランの原案を作成し合意を得ます。ケアプランは、利用者本人やご家族の決定を尊重する計画書であり、完成には納得してもらうことが重要なポイントとなります。
5.事業者との契約・ケアプランの運用
利用者本人やご家族の合意が得られたら、次は介護サービス事業者と契約を結びます。訪問介護事業所、デイサービス事業所、福祉用具貸与事業所など利用する事業者ごとに行いましょう。利用者と事業者の間で民法上の契約が成立したら、ケアプランに基づいたサービスの運用が開始されます。
6.ケアプランの定期的な見直し
実際にサービスが始まってからも、サービス内容の見直しや目標達成に近づいているかなどケアプランの定期的な見直しを行います。サービス利用開始後に見えてくる課題もあるため、その都度サービスの内容や利用頻度などを変更することもあります。
―ケアマネジャーについて、もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください―
▶ 「ケアマネジャー(介護支援専門員)とは?相談できることや役割・資格について解説」
ケアプランの記載すべき内容と作成例
標準的な居宅サービス計画書は、第1表~7表によって構成されています。この7表の書類のうち、第4表と第5表を除いた5枚の書類は利用者や家族と共有します。具体的な作成例については、以下の通りです。
| 名称 | 記入する内容 |
| 第1表:居宅サービス計画書⑴ | 利用者の基本情報 介護認定審査会の評価、サービスの種類の指定 利用者や家族の意向をまとめた総合的な支援計画 |
| 第2表:居宅サービス計画書⑵ | 利用者のニーズ 課題解決に向けた長期・短期目標と具体的な介護サービス内容 |
| 第3表:週間サービス計画表 | 介護サービスを組み合わせた週単位スケジュール表 利用者の主な活動内容 |
| 第4表:サービス担当者会議の要点 | サービス担当者会議での議論内容 家族の意向や結論など |
| 第5表:居宅介護支援経過 | 利用者の相談内容 事業所との連絡内容、調整事項など |
| 第6表:サービス利用票 | 各事業者のサービス実施計画の月単位のスケジュール |
| 第7表:サービス利用票別表 | 1か月あたりの介護サービスの利用単位数と費用 |
セルフケアプランについて
ケアマネジャーを介さずに、利用者本人やご家族でケアプランを作成するセルフケアプランという方法もあります。この場合は必要書類を入手するところから始まり、課題分析をした上で、サービス事業所の選定や費用の計算、提出書類の作成、事業所とのやり取り、給付の手続きなどをすべて利用者本人またはご家族がおこないます。自由度が高く、予定変更なども迅速に対応できる点はメリットですが、制度に関する深い理解が必要な点や事務負担、医療関係の連携が弱くなりやすい点はデメリットになります。
ケアプランを作成・運用する上での注意点・ポイント
ケアマネジャーに任せきりにしない
ケアマネジャーにケアプランの作成を依頼する場合は、任せきりにしないことが大切です。利用者本人や家族の状況を考慮し、適切な介護サービスを受けるための大切な計画書がケアプランです。納得のいくケアプランを作成してもらうためには、わからないことや不安に思うことはその場で質問して解決するようにしましょう。ケアマネジャーとの面談では、今困っていることや今後どんな生活を送りたいかの現状や要望、医師からの指示やアドバイス、家庭の事情についても具体的に伝えてしっかり把握してもらうことが大切です。その上で、うまく要望が伝わらないなど、不満に感じることがあれば、ケアマネジャーの変更を検討してみるのもひとつの方法です。
面談でケアマネジャーに伝えるべきこと
面談でケアマネジャーには、利用者の要介護度や通院先の基本情報だけでなく、認知症の有無、日常生活でどの程度動けるのかなど、心身状態についてもしっかりと伝えましょう。家族が介護にどの程度関わることができるか、家族の身体的、経済的情報も詳しく伝えることも大切です。例えば「日中は一人になる時間があるので不安」「入浴介助の負担を減らしたい」など、介護する側の心配ごとや希望なども遠慮せずしっかりと伝えることがスムーズなケアプラン作成につながります。
ケアプランを見直すこと

ケアプランは一度作成したら終わりではありません。原則として6か月経過後は、見直し(ケアマネジメントプロセスの評価)をすることが義務づけられています。そのため月1回以上、ケアマネジャーが利用者の自宅を訪問して面談を行い、健康状態、生活状況、医療的なニーズがあるかなどを確認します。また、要介護認定の変更時や区分変更認定があったときは、目標変更や支援体制の再構築も必要でしょう。「やっぱり在宅を続けたい」「施設入所を考えたい」など、利用者やご家族の希望に変更があるときも随時ケアプランを見直してください。
介護用品・福祉用具のレンタルはフランスベッドへ
ケアプランに沿って介護用品・福祉用具の選定が必要になります。在宅介護においては、「介護用電動ベッド」「車椅子」「歩行器」などがケアプランに位置づけられる代表的な介護用品・福祉用具です。フランスベッドは、寝具・医療福祉分野で培ってきた技術とノウハウを活かし、幅広い用具を取り扱っています。専門スタッフが身体状況や住環境に合わせて最適な用具をご提案するので、安心して選択できます。導入後の点検やメンテナンスまでしっかりとサポートしますので、ぜひご利用ください。
まとめ
ケアプランは、利用者の方それぞれに適した介護サービスを提供するための計画書です。ケアマネジャーに作成してもらう方法とご自身で作成する方法がありますが、ご自身でケアプランを作成する場合は、利用者の状態や、最新の介護情報などを本人やご家族が調べて把握するのは大変な作業となります。一方でケアマネジャーに任せる場合も専門知識がないからといって、ケアマネジャー任せにしてしまうと、利用者本人やご家族の意向とのずれが生じたり、思いが反映されない計画書になったりする可能性もあります。質の良い快適な生活を実現させるために、まずは担当するケアマネジャーと信頼関係を築き、協力しながら利用者を支えるバランスの取れたケアプランの作成を心がけましょう。
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