②費用負担が大きい

費用負担が大きくなる可能性が高いこともデメリットのひとつです。遠距離のため、新幹線や飛行機などを利用して帰省することになるため、帰省する回数が増えると経済的負担が大きくなります。普段お世話になっている近隣の方へお土産を用意するなどの交通費以外の費用負担も増えます。帰省の負担以外にも通信費や住宅改修費など様々な出費が考えられます。具体的に次に遠距離介護にかかる費用の例をご紹介します。
<遠距離介護にかかる費用の例>
(1)交通費
新幹線や飛行機など帰省にかかる交通費。
(2)通信費
体調の確認など親やケアマネジャーと連絡するための電話代やインターネットの費用等通信費。
(3)住宅改修費
手すりやスロープの設置による転倒防止など介護のための住宅改修にかかる費用。
要介護・要支援認定を受けている給付対象の方は、20万円以内であれば介護保険の利用が可能。自治体によってはバリアフリーを対象とした補助金もあります。
詳しくはケアマネジャーにご相談ください。
―住宅改修ついて、もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください―
▶ 「フランスベッドの住宅改修」
(4)介護サービス費
デイサービスや、ホームヘルパーなどの介護サービスや福祉用具などのレンタル費用。
介護サービスは、給付対象の方であれば介護保険が適用され、費用の1割(所得に応じて2〜3割)の自己負担で利用できます。ただし、介護保険を利用するためには、要介護認定を受ける必要があります。要介護認定を受けていない場合は、自治体の窓口で申請を行いましょう。
―介護認定について、もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください―
▶ 「介護認定調査とは?当日に心がけるべきこと」