よくあるご質問介護保険で利用できるサービスについて

介護サービス計画(ケアプラン)とは?

介護サービス事業者による介護は、綿密に策定された計画にそって進められます。この計画のことを、介護サービス計画(ケアプラン)といいます。ここでは、介護サービス計画の概要や、作成するうえで重要なことについて説明します。

【介護サービス計画の概要について】

介護サービス計画とは、介護を受ける方のために策定される、提供サービスの内容、担当者などを定めた計画のことです。ケアマネージャーが利用者の心身状態を把握し、必要と思われる内容を含んだ介護サービス計画を作成します。介護保険の対象となり保険給付を受けるためには、この介護サービス計画が必要です。計画が伴わない介護サービスにかかる費用は、利用者側が全額を自己負担しなければなりません。

【自分で介護サービス計画を決めることもできる】

介護サービス計画の作成は、ケアマネージャーに依頼するのが一般的です。ただし、もし強いこだわりがある場合には、自分で作成することもできます。ただしこの場合、計画を作成した利用者本人、もしくは家族が自治体へ届け出なければならず、手続きが煩雑です。必要な情報の収集も、個人の力では困難な面があります。ケアマネージャーへの報酬は介護保険から支払われ、利用者や家族の負担はありませんので、通常は依頼することになるでしょう。

【介護サービス計画を策定するにはケアマネとの信頼関係が重要】

利用者には、ケアマネージャーが作成した介護サービス計画を却下する権利があります。やり取りの中で意見の食い違いが多いようであれば、別のケアマネージャーに依頼することも可能です。ただし忘れてはいけないのが、利用者に合った介護サービス計画を作成するためには、ケアマネージャーとの信頼関係が重要ということです。理想や好みに合っていないからといって、策定された計画をむやみに否定せず、専門家の根拠にもとづいた意見にしっかり耳を傾けましょう。介護サービス計画は、ケアマネージャーに頼む・頼まないに関わらず、介護を受ける人の立場に立った計画となっていることが大前提です。利用者にとってどんな介護が必要なのか、しっかりと見定めてください。


ケアプラン(介護サービス計画書)とは?作成方法や文例、注意点を解説

2018.09.30