よくあるご質問介護保険で利用できるサービスについて

シニアカーの介護保険制度によるレンタル代金の違いとは?

シニアカーとは、高齢者に向けて作られた一人乗り用の車で、手に入れるためには、購入する方法とレンタルする方法があります。シニアカーを購入するとなると、値段が高額であるため介護する家族に経済的な負担がかかります。レンタルの場合、購入するよりは費用をかけずに済みます。さらに、介護保険制度を利用することでより負担を減らしてシニアカーをレンタルすることが可能です。

まずシニアカーのレンタルは、介護保険制度を利用するか利用しないかで、大きく費用が変わってきます。介護保険を利用した場合、自己負担額の割合は原則1割(所得に応じて2〜3割)です。そのため介護保険制度を使わない場合と比較すると、介護保険制度を利用してレンタルする場合は、経済的な負担は大きく減少します。

シニアカーを全額自己負担ではなく、一部自己負担でレンタルしたいのであれば、介護保険の要介護認定を受ける必要があります。

この要介護認定の基準が要支援1、2もしくは要介護1の場合は、基本的に介護保険を利用してのシニアカーのレンタルは認められないので注意が必要です。ただし、要支援1、2、要介護1であっても、日常での歩行が困難であったり、移動の支援が必要であったりすることが認められた場合は、介護保険を利用してシニアカーをレンタルすることができます。

シニアカーは道路交通法において歩行者として扱われるため、免許所持の必要はありません。基本操作は、曲がりたい方向にハンドルを回す、レバーの加減で速度調整するといったシンプルな操作になっているので、高齢者でも安心して乗ることが可能です。シニアカーを利用することで、これまで困難だった買い物や外出がより便利になります。

このように、シニアカーは介護保険で安価にレンタルでき、操作も容易な乗り物ですが、運転の際はほかの歩行者や車に衝突しないように十分な注意が必要です。

2023.07.12更新