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よくあるご質問介助者が行う準備・心構えについて
介護のときのコミュニケーションのコツとは?
介護のコミュニケーションで大切なのは、高齢者の気持ちに寄り添うことです。ここではコミュニケーションのコツを紹介します。
【相手の反応を待つ余裕を持つ】
高齢者との会話で大切なのは、待つことです。介助者は日々の生活の慌ただしさから、物事を早く進めたいと感じる瞬間が多くあるでしょう。しかし心身の機能が低下した高齢者にとっては、介助者のスピード感についていくのが難しい可能性があります。高齢者に何を聞いても答えがないと思った時には、会話のペースを落として返答を待ってみて下さい。そのことで、コミュニケーションの取りやすさが改善される可能性があります。
【否定をしない】
高齢者との会話では、なるべく否定的な言葉を使わないようにしましょう。すべて受け入れる姿勢をみせることで、高齢者に安心感を与えることができます。高齢者は自分の言葉が否定されると、自分自身が拒絶されたと感じてしまうこともあります。事実と違ったことを話していても、大きな問題となることでなければ否定する必要はありません。ただし高齢者のわがままをすべて許容するという意味ではありませんので、時には注意するということがあっても問題ありません。
【高齢者の行動に寄り添った言葉をかける】
特に認知症の人に対する介護では、食事の直後に「食事をとらせてくれない」と騒いだり、同じ話を繰り返したり、落ち着けずに思いもよらない行動にでたりすることなどが起こりやすくなります。そういった時でも、介助者は乱暴な言葉遣いになったり、怒鳴ったりしてはいけません。
抑圧的な言葉をかけることで、高齢者はストレスが高まり、今まで以上に不安定な気持ちになってしまいます。介助者に精神的なゆとりがなければ難しい面もありますが、なるべく高齢者の気持ちに寄り添い、今何がしたいのか、何故その行動を起こしたいのかをしっかりと聞いてあげることが望ましいです。声の掛け方に気を付けて、高齢者が安心して過ごせる環境作りを心がけましょう。
2018.09.30