よくあるご質問介護用品について

介護ベッドを使用する際の注意点は?

介護ベッドは注意して使用しなければ事故が起きてしまう危険性があります。最も多いのが、ベッド脇のサイドレールに体の一部を挟んだまま、誤操作をしてしまうという事故です。ここでは、介護ベッドを使用するうえでの注意点について詳しく紹介していきます。

【事故の多くはサイドレールまわりで発生している】

介護ベッドで起こる事故の多くは、ベッド脇の「サイドレール」に関連しています。サイドレールは柵のような形状をしており、本来はベッドからの落下を防ぐために存在するものです。ただし、その隙間部分に体の一部が入り込んでしまうと、大事故につながる可能性があります。サイドレール自体の隙間はもちろん、マットレスとサイドレールの間の隙間も危険です。身体能力が衰えていたり、予測不能な行動をとったりする人が介護ベッドを利用するときは、こうした隙間に体の一部が挟まれないよう、注意する必要があります。

【事故は誤操作によって起きることが多い】

サイドレールまわりで発生する事故の原因としては、誤操作によるものが大半です。介護ベッドには、電力によって駆動するリクライニング機能や上下昇降機能が導入されています。利用者の負担を軽減してくれるこれらの機能ですが、サイドレールの隙間に体の一部を挟んだまま駆動させてしまうと、大ケガをするおそれがあります。最悪の場合は、生命に関わる重大事故につながることもありますので、誤操作には十分注意してください。

【介護ベッドを安全に使用するには】

介護ベッドにおける事故の多くは、サイドレールの隙間を埋めることで防ぐことができます。毛布やクッションを使用して、サイドレールの隙間を埋めてください。メーカーから専用の商品が出ている場合は、そちらを使用するのもよいでしょう。また、誤操作をしてしまうおそれがある方が1人になる場合には、あらかじめ電源プラグを抜いておき、誤ってスイッチが入らないようにしておくと安心です。介護ベッドを使用する方は、身体能力や認知能力の低さから思わぬことが原因で事故を引き起こしてしまいます。細心の注意を払って対策を講じましょう。

2018.09.30