NESS H200®ワイヤレス
（H200W® ハンドリハビリテーション・システム）

仕様・ご利用上の注意

禁忌・禁止

次の患者には使用しないこと

• 心臓ペースメーカや植え込み型除細動器、他の金属製インプラントまたは電子機器を装着している患者に対して本品を使用しないこと 〔電気ショック、熱傷、電気干渉または死亡につながる可能性があるため〕。
• 本品の適用部位に悪性の病変が存在する、又はその疑いがある場合は使用しないこと。
• 骨折又は脱白などの局所障害がある部位に使用しないこと 〔刺激による動きが悪影響を及ぼす可能性があるため〕。

使用上の注意事項

• 心臓疾患があると診断されている場合、また心疾患が疑われる場合は慎重に使用すること 〔本品の使用により致死性の調律異常を引き起こす可能性があるため〕。
• 神経筋刺激療法による刺激電極下の皮膚刺激と熱傷が報告されているので、H2W装具の脱着時には皮膚発赤および皮膚発疹の有無を確認すること。持続性の発赤、病変または水疱が見られた場合は、兆候が完全に消失するまで本品の使用を一時的に中止すること。
• 運動、筋活動又は装具による圧迫によって本品使用部位の炎症が悪化するおそれがある。炎症が完全に消失するまで本品の使用を一時中止すること。
• てんかんの診断を受けた場合、またてんかんの疑いがある場合は十分に注意すること。
• 周所機能不全、閉塞、血液透析のための動静脈瘻、または血管系の原発性疾患で本品使用部位の動脈または静脈の正常な血行が変化している場合は、使用する前に医師の許可を得ること。
• 刺激を受ける部位に構造性変形がある場合は、本品使用前に医師の評可を得ること。
• くも膜下腔/血管内薬剤投与システムを埋め込んでいる思者に対して本品を使用する場合には、患者に新たな神経系の兆候やその他の症状が現れていないか注意深く観察するよう指導すること。その場合、薬の過少摂取または過量摂取の兆候や症状の可能性を患者に説明すること。
• 急性外傷または骨折後に出血の傾向がある場合、注意して使用すること。
• 外科手術の実施後は注意して使用すること 〔筋収縮が治癒を妨げることがある〕。
• 適用部位に正常な感覚がない場合は注意して使用すること。
• 皮膚をブリーチ（漂白）している場合は使用しないこと。
• 脊椎損傷レベルがT6以上（急性高血圧及び徐脈）の患者の場合、有害刺激によって自律神経異常反射を引き起こす可能性がある。
• X線検査、超音波検査、MRI検査などの検査を受ける前に本品を外すよう患者を指導すること。
• 医用電子モニタリング（心電図モニタなど）のそばでは刺激を出さないようにすること 〔本品の使用により、他の医用モニタリング装置が正常に作動しない可能性があるため〕。
• 長期の電気刺激による効果は確立されていない。
• 妊娠期間中における本品の使用に対する安全性は確立されていない。
• 本品は子供の手が届かないところに保管すること。
• 本品を勝手に分解・改造をしないこと 〔本品の故障や破損、装置の性能の劣化等を引き起こす可能間性がある〕。
• 床への落下、圧迫等により本品へ衝撃が加わった場合は、そのまま使用しないこと 〔外観に異常が認められない場合でも、内部が破損している可能性があるため〕。
• 本品の使用時に大型又は危険な機械類の運転又は操作はしないこと。